こんにちは、伊東です。
「今日も面白いことがあったな……でも記事にする時間はないな」
一日の終わりに、そんな気持ちを抱えながら スマートフォンを閉じたことは、ありませんか。
現場では、毎日何かが起きています。
お客様から予想外の質問が来た。 対応してみたら、思いのほか喜んでもらえた。 「なぜこれがうまくいくのか」と考えたら、 自分でも気づいていなかった答えが出てきた。
そのひとつひとつが、 誰かの役に立てる発信のタネです。
なのに、記事にならない。
これはいったい、なぜなのでしょうか。
問題は「タネがない」ではなく「タネが消えていく」こと
多くの専門家の方が抱えているのは、 ネタ不足ではなく「ネタの消失」です。
現場でいいことが起きても、 次の仕事へと気持ちが流れていく。
移動中に「これは発信できる」と思っても、 目的地に着いた頃には忘れている。
夜に「あれを書こう」と思っても、 疲れていて手が動かない。
さて、ここに構造的な問題があります。
現場で生まれたネタには「消費期限」があります。
その瞬間に何らかのカタチで残しておかなければ、 翌日にはほぼ記憶から薄れていきます。
「あとで書こう」は、多くの場合「永遠に書かない」と同じです。
現場と発信の間に「橋」がない
もう少し深く考えてみましょう。
現場での体験が記事になるまでには、 いくつかのステップがあります。
体験が起きる。 ↓ それを「発信のネタになる」と認識する。 ↓ どこかに書き留める。 ↓ 記事の構成を考える。 ↓ 実際に書く。
この流れを見ると、 どこで止まっているかが見えてきませんか。
ほとんどの場合、最初の「認識する」か 次の「書き留める」の段階で止まっています。
現場の体験と、発信という行為の間に 橋がかかっていないのです。
仕組みがないまま現場に向かえば、 どんなに豊富な体験をしていても、 それは発信には変わりません。
橋をかける、3つの方法
では、どうすれば現場の体験を発信につなげられるのでしょうか。
ひとつ目は、「その場で一行だけ残す」習慣です。
完璧なメモは必要ありません。 スマートフォンのメモアプリに、 キーワードだけ、一行だけでいい。
「○○さんに聞かれたこと」 「今日うまくいった理由」
これだけでも、後から記事の骨格になります。
ふたつ目は、「発信テーマを先に設計する」ことです。
何のテーマで発信するかが決まっていれば、 現場での体験が「このテーマに使える」と 自然に目に入るようになります。
テーマがないと、体験がすべて素通りしていきます。 テーマがあると、体験が自然にフィルターされ始めます。
みっつ目は、「体験を記事化する手順を決めておく」ことです。
「メモしたものを、週に1回まとめる」 「月曜の朝30分だけ、先週の体験を整理する」
ルーティンがあれば、ネタは消えにくくなります。 たったこれだけでいいのです。
「書く時間がない」ではなく「書ける仕組みがない」
最後に、大切なことをお伝えします。
「忙しくて書く時間がない」という声をよく耳にします。
でも実際には、書く時間は作りやすくなるのです。 ネタがあらかじめ溜まっていれば。 構成を考える手間がなくなれば。 「今日は何を書こう」と迷わなくて済めば。
発信が止まる本当の原因の多くは、 時間ではなく「書ける状態になっていないこと」です。
あなたの現場には、今日も豊かな発信のタネがあります。
そのタネを記事に変える橋を、 一緒に作っていきたいと思っています。
いつも愛を持って心より感謝しております。
