こんにちは。
くまたんハウスの伊東祐希(いとうゆき)です。
もし今、
「そろそろオンラインにも対応していきたい」
「このまま対面だけでは、少し先が心配かもしれない」
「でも、何から始めればいいのか分からない」
そのようなお気持ちがあるとしたら、
それは決して特別なことではありません。
むしろ、これまで現場で誠実に積み重ねてこられた方ほど、
同じようなところで立ち止まりやすいものだと感じています。
なぜなら、研修講師のオンライン化は、
単にZoomを使えるようになればよい、
という話ではないからです。
発信のこと。
集客のこと。
お申し込みのこと。
日程調整やご請求のこと。
講座の見せ方。
伝え方。
フォローの流れ。
気づけば、
本来いちばん大切にしたい「研修そのもの」以外に、
考えなければならないことが増えていきます。
その結果、
「必要性は分かっているのに、動けない」
「一度やってみたけれど、続かなかった」
「頑張っているのに、なぜか形にならない」
そのような感覚の中で、
少しずつ気持ちが重たくなってしまうこともあるのではないでしょうか。
でも、ここでまずお伝えしたいことがあります。
それは、
オンライン化が進まないのは、
実力が足りないからでも、努力不足だからでもない
ということです。
本当に足りなかったのは、
価値を届けていくための構造かもしれません。
そこで今回は、
研修講師のオンライン化が難しくなりやすい理由を、
3つの視点からやさしく紐解いていきます。
もし今、
「やらなければと思いながら、止まってしまっている」
そのような方にとって、
小さな整理のきっかけになれば嬉しいです。
オンライン化が進まない3つの理由
1.やることが増えすぎて、本業の前に力尽きてしまう
オンライン化と聞くと、
つい「講義をオンラインでできるようにすること」と思われがちです。
もちろん、それも大切です。
ただ実際には、
大変なのは講義そのものよりも、
その前後にあることの方だったりします。
たとえば、
- どこで知っていただくか
- どうやってお申し込みいただくか
- 日程をどう調整するか
- ご請求をどうするか
- 開催後にどうつなげていくか
そうした一つひとつが、
目に見えないまま積み重なっていきます。
すると、
オンライン化を進めたいはずなのに、
気づけば事務作業や準備に追われてしまい、
肝心の研修内容を磨く時間まで削られてしまうのです。
ここで苦しくなってしまう方は、とても多いです。
でも、それは
「段取りが悪いから」でも
「仕事ができないから」でもありません。
ただ、
回すための仕組みがまだ手元にないだけ
なのです。
お申し込みの流れ。
自動返信。
日程調整。
ご請求。
事前案内。
開催後のフォロー。
こうした部分は、
最初に少し整えておくだけで、
その後の負担が大きく変わります。
つまりオンライン化とは、
無理に仕事を増やすことではなく、
本業を守るための土台を整えることでもあるのです。
今ここで少し手をかけることは、
未来の自分を助けることにつながっていきます。
2.講師なのに、講師以外のことまで求められているように感じてしまう
ここが、実はいちばんしんどいところかもしれません。
研修講師として必要なのは、
本来、
- 現場理解
- 専門知識
- 伝える力
- 相手に合わせて届ける力
のはずです。
けれどもオンライン化を考え始めると、
急に別の言葉が増えてきます。
SNS。
動画。
デザイン。
マーケティング。
セールス。
導線。
LP。
AI。
その瞬間に、
「もう無理かもしれない」
「自分の仕事ではない気がする」
「そこまでやらないといけないのですか」
そんな気持ちになるのも、当然だと思います。
実際、ここで止まってしまう方は少なくありません。
でも、ここにも誤解がひとつあります。
それは、
オンライン化とは、自分が“何でもできる人”になることではない
ということです。
大切なのは、
全部を完璧にこなせるようになることではありません。
自分が積み重ねてきた知識や経験を、
必要としている方に届く形へ整えていくこと。
本来は、それが中心です。
たとえば、
派手な発信が苦手でも構いません。
動画編集が得意でなくても構いません。
流行の見せ方ができなくても構いません。
それよりも大切なのは、
- どのような方の役に立ちたいのか
- どのような現場課題に応えられるのか
- なぜその研修を届けているのか
そうした“核”が伝わることです。
言い換えると、
オンライン化で本当に必要なのは、
何者にでもなることではなく、
自分の価値が伝わる形をつくることです。
だからこそ、
講師としての力を否定する必要はありません。
むしろ、誠実に現場をやってこられた方ほど、
土台さえ整えば強いのです。
3.頑張っても反応が見えず、自信をなくしてしまう
これは、本当に苦しいことだと思います。
時間をかけて準備した。
勇気を出して発信もしてみた。
講座もつくってみた。
それなのに、思うような反応がない。
お申し込みが入らない。
問い合わせも少ない。
SNSも静かなまま。
そうなると、
「やっぱり自分には向いていないのかもしれない」
「オンラインでは通用しないのかもしれない」
「ここまでやってダメなら、もう難しいのかもしれない」
そのように感じてしまうこともあると思います。
もちろん、そう感じてしまうのも無理はありません。
努力した分だけ、
結果が見えない時間は苦しくなります。
ただ、ここでも大事なのは、
結果が出ない理由を
すぐに自分の能力へ結びつけないことです。
反応が出ない時、
本当に見直すべきなのは、
- 届ける順番
- 見せ方
- 導線
- 伝える相手との接点
であることが少なくありません。
同じ内容でも、
順番が変わるだけで伝わり方は変わります。
同じ研修でも、
どの入口から知っていただくかで反応は変わります。
同じ想いでも、
受け取られやすい形に整うだけで、
届き方は大きく変わります。
つまり、
反応が薄かったことは、
「向いていない証拠」ではなく、
まだ構造を調整できる余地があるというサイン
でもあるのです。
ここを見誤ってしまうと、
本当は届けられる価値があるのに、
手前で止めてしまうことになります。
それは、とてももったいないことです。
おわりに
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
きっと今も、
いろいろな迷いや不安を抱えながら、
それでも何とか前に進みたいと思っておられるのだと思います。
だからこそ、最後にひとつ、
はっきりお伝えしたいことがあります。
オンライン化が進まないのは、たいてい能力の問題ではありません。
多くの場合は、構造の問題です。
知識がないからではない。
想いが弱いからでもない。
経験が足りないからでもない。
ただ、
積み重ねてこられた価値が、
今の時代に合った形でまだ結ばれていないだけなのです。
もしそこが整ってくると、
発信は「頑張るもの」から「自然と続くもの」へ変わっていきます。
オンラインも、「無理に広げるもの」ではなく、
これまでの仕事を支えるもうひとつの柱になっていきます。
そして何より、
必要としている方に出会える可能性が、
少しずつ広がっていきます。
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編集あとがき
届けたい想いがある。
でも、届かない。
進みたいのに、進めない。
そんな時間は、
気づかないうちに心を消耗させてしまうものです。
だからこそこの記事が、
「自分が悪かったわけではないのかもしれない」
そう思える小さなきっかけになっていたら嬉しいです。
必要な方に、必要な形で届いていきますように。

誤解を恐れずにいえば…不特定多数に
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